独演会終了しました。

福笑亭あやめ独演会、なんとかかんとか終了しました。

いや～、今回はハプニング続出で（涙）
忘れられない前代未聞のレジェンド回となりました。

平成３０年５月５日（土）
山形テルサ　２階リハーサル室にて

《今回のラインナップ》

１．携帯電話の電源についてのお願い
２．マクラ（鬼のあやめ）
３．落語【風呂敷】
４．マクラ（ちっちゃいまきちゃんとばぁちゃん）
５．落語【お見立て】
～～仲入り～～（１０分）
６．マクラ（探し物はなんですか？）
７．落語【竹の水仙】

以上、ハプニング込みで１時間５０分の高座となりました！！


まず、第一に集客について判断を誤りました。
最終的には３０名だったんですけど、
チラシを配ったり、告知をし始めた段階（２月下旬辺り）で
「行きます～」と言ってくれた人が結構いらして
今回イスの部屋だったので、座れないのはマズイと思い
途中で告知を止めたんですよ。

んで、蓋を開けてみたら日程が近くなって予定が入ったり
当日、急遽来れなくなったりで予想以上に激減してしまいました。

なので、市報の掲載も泣く泣くやめて
大量に作ったチラシの配布もやめて
本番直前のネット関係の告知もやめてしまっていた為
もう、後の祭りですよね（苦笑）

あ～～、普通に告知しときゃよかったよ！
まぁ、これもイイ経験。
というか、わかっていたハズだったんですけどね。
「行ける」と言ってくれた人の５割くらいが正味の人数だってこと。
今まで舞台もやってきてて、経験上わかってたハズだったのに
「座れないのはマズイ」の方が先行してしまって歯止めをかけてしまった。
はうぅぅぅ～～～

さて、その他にもいろいろなハプニング続出の今回の独演会。

今回、「お見立て」をリニューアルしたんですが
これが最後までなかなか完成しなくてですねぇ。
気になった状態で当日を迎えた訳ですよ。

そして、当日お手伝いの方がテキパキ準備をしてくれて
思いのほか、早く会場が出来上がったので
その「お見立て」の稽古をしてました。

それで、少し休んでどれ着替えようか、と思ったら
半襦袢（はんじゅばん：着物の中に着るもの）を忘れたことに気が付き
急いで自宅に取りに戻ることに。
その時、開演１時間１０分前。

バタバタと戻り、着替えをするのですが
もう、頭がパニクってて、着物がまともに着れず
友達にヘルプを頼みました。

それで、なんとか開場をして、あたしは裏に引っこみ
化粧などをして待ってました。
でも、全然気持ちが落ち着かず。

あっという間に本番の時間！

で、思い出した。
羽織を着替えた場所に置いてきてしまったことを・・・・。
ま、まぁ、暑いから今日はいいかぁ～～。
面白いですね。
もう、ここまでくると諦めの極致というかなんというか。

そして本番開始。
落語「お見立て」をやっている時、
なんかテーブルがギシギシ言うなぁ～とか思ってはいたんですよ。

そしたら、スーパーイリュージョン！
テーブルの後ろの脚が外れて（ちゃんとハマっていなかったらしく）
高座にしていたテーブルが斜めになって
あたしは後ろに落ちて消えました。

幸い、ケガはなく（軽い打撲と切り傷程度）
再び落語を再開したんですけどね。

この「お見立て」の演目、前にもやってる時に地震が来たことがあります。
なんか、スゴイ演目だな（笑）

そんな感じで終了した独演会。

ハプニング続出でしたが、落語３本は大きな失敗もなく
マクラも程良くウケたので
内容的には悪くなかったような気がします。

あ～、なんか書いてたらやっと消化出来た気分。
今回は、なんとも言えないモヤモヤ感が残っていたので
どうすれば消化出来るのかなぁ～て思っていました。

でも、来て下さったお客様からは
楽しかったというお声は頂けました。
同じくらい心配をお掛けしましたが・・・

ということで、もう、既にこの独演会のエピソードが
マクラになってしまう勢いでございます。

高座終わりにスタッフが一言。

『噺がオチる前に噺家が落ちた』

お後がよろしいようで。